2011年9月30日金曜日

鉄道模型用ATSシステムの考案「車両検知センサの考察」

さて、模型にもATSやATCなどの安全装置やシステムが必要だと感じた方は多いと思う。ただ、DCCを除いて、通常のDC制御であれば、複数列車の制御は必要ないので、列車同士の衝突ということは無いであろう。ただ、実車同様に鉄道模型においてもレールが永遠に続いている訳でもなく、車止めに衝突と言った事故は多いのではないだろうか? もちろんエンドレス線路も面白いが折り返し駅や車両基地に於いては模型を安全に運転し、車止めにぶつけない、ぶつからないシステムが必要だと考える。

そこで、既存のレールや模型のシステムに、出来るだけ簡単に手軽に追加できるATSシステムを考案したい。まずは車両を検知する為のセンサである。メカニカルなスイッチを用いた物や光学式のセンサ、また接触式のセンサなど様々な種類があるが、どれもレールへの改造や設置場所の問題など手軽さに欠ける。

今回はレールにギャップを設けるだけで、車両の検出が出来ないかという実験である。Nゲージ用の台車であれば、台車間の通電が確保されているので、ギャップより左側に車両が進入した場合、電圧の変化を読み取り、車両を検出できるのではと考えた。

このシステムの場合、折り返し駅や車両基地のヤードなど片方が行き止まりのレールでしか適応出来ない。また台車間の通電が確保されていない車両(Bトレやコンテナ台車)には適応出来ない。


ご意見、ご感想があればお気軽にお問い合わせ下さい。またブログにて紹介しているコントローラの一部は店舗またはこだわり電車運転台ストアにて販売もしております。是非、ご検討ください。

2011年9月21日水曜日

新製品の開発(運転会向けコントローラの製作)ワンハンドルタイプ その3

さて、またまた引き続き、模型店よりご依頼を頂いた運転会向けのワンハンドルコントローラを紹介したい。前回の記事はこちら

さて、イベントでの運転会となると、周りの環境や状況は様々である。ただ、それなりに騒がしく、また模型運転の際にも順番待ちや時間制限など多くの問題が出てくる。そこで、今回のコントローラには駆動音発生機能をスピーカーを用いた物にし、音量を増幅させ、発車ベルやタイフォンなど効果音もスイッチで鳴らす機能も追加した。さらには、指定時間で作動する擬似的なATSシステムを搭載し、運転の面白さを実感出来る物とした。

擬似的なATSシステムはつまみによって30秒〜約5分を指定し、その時間が来るとATS警告音(少し音が違うが)が発生、5秒間ATS確認ボタンが押されないと非常ブレーキが作動する仕組みである。また5秒以内にブレーキを一段以上に入れて、ATS確認ボタンを押すと、チャイム音に切り替わり、停止した後に音が消える仕組みとした。

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2011年9月18日日曜日

新製品の開発(運転会向けコントローラの製作)ワンハンドルタイプ その2

前回の記事で紹介したワンハンドルタイプのコントローラであるが、この度、模型店のレイアウトにて試験走行を行なったので、その様子を紹介したい。

スピーカー出力端子を搭載しているので、従来通りのモーターからの駆動音に加え、スピーカーから制御信号の音を出すことができる。また将来的にこちらの記事で紹介した、警笛や発車ベル、ATS警告音やベルについてもスイッチで鳴らせる様にしたい。

撮影場所のレールクラフト阿波座さんでは日常的にレイアウトを開放されている訳ではありません。今回は特別にお願いをして使用させていただきました。この場をお借りして御礼申し上げます。また模型店オリジナルの車両や部品なども数多く揃えておられます。当方のPWM電車運転コントローラの実機も設置しておりますので、モーターからの駆動音や操作を実際にお試し頂けます。

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2011年9月14日水曜日

新製品の開発(運転会向けコントローラの製作)ワンハンドルタイプ

さて、以前にもポニーキャニオン製のマスターコントローラを用いて、鉄道模型用の制御機器を製作してきた。本格的なものはこちらの記事、以前に試作したものはこちらの記事で紹介している。

今回は模型店よりご依頼があり、運転会用に駆動音をスピーカーで鳴らす為の機構や駆動音の切替方法を工夫した特注品を製作している。なかなかまとまった時間や製作に費やす労力が割けないので、作業は思う様に進んでいない。


ポーニーキャニオン社製「Master Controller for Train Simulator」ワンハンドルコントローラ

今回は上記のコントローラを操作入力として使用する。操作自体はプレイステーション(ソニーの商標登録)の電車でGO!(タイトーの商標登録)専用コントローラのワンハンドルタイプと変わらない。ただし、逆転スイッチ(前後進切替)やノッチ段数の切替などができる本格使用のコントローラである。

製作しているのは、コントローラからの入力を模型への出力に変換するユニットである。各種調整機能や電源スイッチを配置し、使い易さも考慮している。

また完成した際には動画を含め詳細をブログにて紹介する予定である。

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2011年9月4日日曜日

たまにはコントローラ以外の記事を書いてみる「阪急電鉄京都線の風景」

さて、模型ばかりを扱っていると肩が凝ったり、目が疲れてくる。たまには外に出てみた。普段はあまり鉄道関係の写真は撮らないが、もっとも写真を撮る事自体がご無沙汰だったが、阪急の沿線で写真を撮ってみる。阪急は新旧両方の車両が頻繁に行き来しているので、数十分の間にほとんどの種類の車両が通過して行く。

阪急2300系
 

阪急3300系

阪急5300系

阪急7300系

阪急8300系

阪急9300系

使用機材
Camera : Canon EOS 5D
Lens : HARTBLEI 65mmF3.5 ティルト・シフトレンズ
Tripod : SLIK グランドマスターシリーズ

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