2010年9月25日土曜日

PWM電車運転コントローラALタイプver2.01の紹介(名称変更前「BLタイプver2.02」)

前回の記事で紹介したのはBLタイプver2.02であるが、操作方式が抵抗を使用したものであるので、ALタイプと名称を変更した。

ちなみに
BLタイプ:ロータリースイッチを用いてノッチ感のあるコントローラ
ALタイプ:回転式もしくはスライド抵抗を用いたコントローラ(ノッチ感無し)
と定義づけている。尚「L」は常時点灯機能の意味。


クリック感はないが、縦方向の操作もなかなか面白い。ただ、細かな調整が必要なので、運転は以外と難しいかもしれない。



特徴
・スライド抵抗を用いた縦方向操作(クリック感無し)
・20種類の駆動音を収録し、切替スイッチとつまみにより選択
・模型用EB装置(ON/OFF可)
・LEDタイプの室内灯やヘッドライトに対応した常時点灯機能
・加減速率調整(減速率は加速率の2倍に固定、同時調整)
・KATO社製のフィーダ端子互換コネクタ
・出力1.3A(内蔵保護回路により制限)
・小型スイッチングACアダプタ付属

2010年9月18日土曜日

PWM電車運転コントローラBLタイプver2.02(試作品)の紹介「スライド抵抗による縦型ハンドルとEB装置」

さて、今回はコントローラ試作品の紹介である。
現行販売中のBLタイプver1.12は操作部にロータリースイッチを用いており、ワンハンドル操作とはいえ、横に回す形となっている。しかし、実車の運転台では、前後(縦)方向の操作であるので、できればこの方法で再現をしたい。そこで、思いついたのがスライド式抵抗である。

本体右側にあるつまみを手前に引くと力行、奥に押すと制動となり、実車同様に惰性運転も可能である。ただし、実車の様なノッチ感(クリック感)は存在しない。そこで、横にバーLEDを設置し、現在のノッチ数やブレーキ段数を表示している。


このコントローラももちろん、マイコンを使用したPWM制御によって実車の駆動音を模型のモータから鳴らす事ができる。さらに、EB装置の再現を行なっている。コントローラ電源投入時にEBスイッチ(駆動音切替スイッチを兼ねる)を押すことにより、一定出力以上でハンドル操作を20秒間しなかった場合には、LEDとブザーによって警告が発生する。この時点でEBスイッチを押さずに、5秒間警告を無視すると模型は非常停止する。実車では1分間以上の操作しない場合に作動するが、模型の場合には1分間操作しないという状況は考えにくいので、とりあえず20秒間に設定している。しかし、ブザーの音が大きい(・・;)

・使用機器
「PWM電車運転コントローラBLタイプver2.02(試作品)」

・主要機能
マスコン5ノッチ(ただし、クリック感は無し)
ノッチオフ「惰行(徐々に速度低下)」(ただし、クリック感は無し)
ブレーキ7段(ただし、クリック感は無し)
非常ブレーキ(ただし、クリック感は無し)
常時点灯機能(調整可)
加速減速率調整
模型用EB装置
駆動音再現機能(14種類まで収録可能)

・制御システム
マイコン:AVRMega328P
出力段:Power MOS-FET
制御方式:PWM混合波(駆動用、常時点灯用)

・表示部
パイロットランプ(緑LED)
EBランプ(赤LED)
バーLED(赤2、黄色3、緑5)

・主要緒言
電源:12V1.5ACアダプタ付属、ただし出力は最大1.3A
出力:0~12V(デューティ比0~70%)、最大電流1.3A
出力コネクタ: KATOユニトラック互換
大きさ:135mm×75mm×49mm(突起物含まず)
保護回路:ACアダプタ内蔵の過電流遮断回路、基板上のポリスイッチによる過電流遮断(1.3Aで遮断)

2010年9月17日金曜日

PWM電車運転コントローラBLタイプver2の製作

さて、だいぶとブログの更新をさぼってしまったが、遊んでいた訳ではない(・・;)

好評販売中のPWM電車運転コントローラBLタイプver1.12の後継機を検討している。様々なご意見を頂いてるが、やはり操作として縦方向(実車のワンハンドル操作)が良いというものが多く、T社が昔販売していたような操作方法で、コントローラを試作してみた。

現行verは2.02でまだまだ試作の域を脱していないが、完成形に近づいていると思う。


とりあえず、LEDを付けてみたので、表示させてみる。スライド式の可変抵抗を用いており、ノッチ感は無いが、奥に押して制動、手前に引いて力行としている。


使用機器
「PWM電車運転コントローラBLタイプver2.02試作品」