2010年4月23日金曜日

こだわり電車運転台ストアセールのお知らせ

いつもブログをご覧頂いている読者の皆様、またはじめてブログにご覧頂いている方へのお知らせです。当方のブログで紹介しているPWM電車運転コントローラBLタイプver1.11ですが「こだわり電車運転台ストア」にて販売を行なっております。


今回、多くの方にご使用頂きたいと思い、期間限定のセールを開催することとなりました。詳しくはストアページをご覧ください。個人で製作および販売を行なっており、また一台一台手作りで製作しておりますので、多少の費用と時間がかかります。決して安価な製品ではない事は確かなのですが、使っていただいて製品の良さが実感できる物と思っておりますので、是非、この機会に購入をご検討ください。また、セール期間は2010/4/23〜29までで、期間中はご連絡や発送作業が遅れる場合がございます。

それでは、皆様のご来店をお待ちしております。

2010年4月22日木曜日

IGBT素子タイプのVVVF駆動音再現に特化したコントローラの開発

 今まで、様々なVVVF駆動音を再現してきたが、何故かIGBT素子のVVVF駆動音は当方のコントローラと相性が悪く、試行錯誤してプログラムを調整しても、なかなか上手く行かなかった。そこで、基板設計や出力回路、プログラムを見直し、IGBT素子VVVF駆動音用に特化したコントローラを開発した。まだまだ試作段階の域を脱していないが、とりあえず走行実験を行なった。
再現するのはE233系3000番台日立製IGBT素子VVVFインバータ駆動音、321系東洋製IGBT素子VVVFインバータ駆動音、京急新1000形三菱製IGBT素子VVVFインバータ駆動音である。IGBTの特徴は高周波の励磁音と同期する際の低周波音と勝手に判断し、その特徴を生かす為に、回路の修正、プログラムの修正を施した。


しかし、相変わらず、いい音を出してくれるのはKATOの阪急6300系である。KATOのE231系近郊型ではモータにフライホイールが入っている影響か、ギアの音が特に大きい。TOMIXのE233系ではモータの励磁音はほとんど聞こえない。本来ならば不必要なエネルギーを音に変換して発生させているので、大きな無駄である。

2010年4月20日火曜日

16番内蔵型PWMパワーパックで駆動音を再現(二次設計ver)

 以前の記事では手作り台車と紙製車体を自作のパワーパックで走行させた。しかし、本来の目的は市販のリニア制御パワーパックにて吊り掛け駆動音を再現する事である。そこで、16番車体の中に基板を組み込み、レール間の電圧をマイコンで計測し、それに応じて進行方向の決定、速度制御を行なう。
台車と紙製車体を製作されたのはこちらのブログ「紙のよろず製作所 paper works by kawa」の管理人さん。今回はPWM制御に適合するモータとギアを選定して頂いたので、より実感のある動きが可能となった。


 今回の運転はKATO社製のパワーパックスタンダードSを利用した。通常ならば、ハンドルの位置に応じて速度が変化するが、今回は一定角度毎に制動、惰行、力行と分けている。


 実際の運転の様子を見てみる。モータが大きい事、紙製の車体がスピーカの代わりになることから、駆動音はよく聞こえる。

2010年4月16日金曜日

新製品の開発、自作PWMパワーパック「BLP-USB」の試作機

現在の主力製品はPWM電車運転コントローラBLタイプver1.11である。その中でもカスタマイズ版は二十数種類の駆動音の中から、自分の欲しい駆動音や所有する車両に合わせて選択できる。しかし、世の中には数百種類の車両が存在し、やはり物足りない。そこで、私がどんどん駆動音を増やして行けばいいのだが、これが結構大変なのである。ほとんど電車に乗らないのでorz。

今回紹介するのは新製品の「BLP-USB」である。まず、Bはワンハンドル操作、Lは常時点灯となっていて、今までのコントローラと同様である。問題は「P」と「USB」である。「P」はプログラマブルつまり、書き換え可能という意味で、「USB」はPCなどに付いているシリアル通信用の規格である。ややこしい書き方をしたが、結局のところ、コントローラとPCをUSBで接続し、PCからデータの書き換えを行なえるようにしたものである。これで、自由にVVVF音を生成することが可能となる。
コントローラの端子はUSBminiB端子であるが、厳密にはUSBの規格品では無いので、USBのロゴやそれを前面に出すことは出来ないので、おまけという事で機能を追加している。
実際にはUSB-シリアル変換を行なっているだけなので、PCからは通信用のターミナルでコントローラ内蔵のマイコンと通信を行なう。マイコンにはEEPROMが内蔵されているので、電源を切っても記録が残り、さらに10万回の書き換えが可能だ。
で、具体的にどうやってVVVF音を作るのかというと、周波数を縦軸、出力を横軸にとったグラフを描き、そこで、ポイントとなる数値を入力するだけである。
まず、上部の数字は周波数で、下部の数字は出力の数値を示している。つまり、0〜14までのポイント毎に数値を決定すれば、上図のパターンのVVVF音を生成する事ができるのである。しかし、VVVF音が上図のパターンであれば問題無く作れるが、このシステムでは音階の再現は難しい。しかし、周波数は50〜8000Hz、出力は0〜100%の間で調整できるので、多くの車両がこの方法で再現できるのではと思っている。

現時点ではユーザーインターフェースがややこしく、かなり知識のある方でないと、調整が非常に難しくなっている。もう少し簡単に、だれでも気軽に設定が出来る様になれば、本格的に量産したいが、そもそも、音を聞いただけで、周波数が分かる人が居るのかどうか(爆)。絶対音感の持ち主に使っていただきたい製品である。

2010年4月11日日曜日

自作16番台車、紙製車体、PWMパワーパックで吊り掛け駆動音を再現する

以前に紹介したHOゲージ(16番)用内蔵型PWMパワーパックの実験「吊り掛け駆動音の再現」では、モータ音と動きのバランスが取れていなかった。そこで、今回は新しいモータを使用した台車で再挑戦してみる。この台車は当然、私が製作した物ではなく、こちらのブログの管理人さんの自作品である。「紙のよろず製作所 paper works by kawa

モータの種類を変更したので、動きと音のバランスが非常に良くなった。これで、車体内に制御機器を搭載できれば完成となる。

諸事情があり、動画の編集がmacで出来なくなったため、急遽winで製作した。ちょっとアスペクトがおかしい。

2010年4月9日金曜日

PWM電車運転コントローラBLタイプ(ver1.11)の発表「出力容量アップ版」

以前に発表したPWM電車運転コントローラBLタイプver1.10からマイナーチェンジを行い。そしてBLタイプver1.11としてリリースする。電流の出力を最大1.0Aから1.3Aに増加させた。ACアダプタも1.5Aタイプを使用して、多編成、勾配、室内灯を装備しても余裕の運転が可能となった。

従来の製品に比べて、ラベルシールの文字を大きくし、さらにシリアル番号も上部に印字してある。

機能は従来の製品とほぼ同等で最大出力電流のみが強化されている。
①10種類の走行音が再現可能で、電源投入時に選択可能。
(カスタマイズ版は収録音を10種類まで選択可能、通常版は10種類固定)
②マスコンによる運転で加速、惰行、減速運転が可能。
③常時点灯機能により、停車中や低速時にもヘッドライトや室内灯を明るく点灯させることが可能。ただし、対応した基板(LEDタイプ)を車両に組み込むことが必要です。
④ 出力周波数を固定したモードを搭載し、低周波では超低速運転(KATO社製車両等)が可能でサイリスタチョッパ制御の様な走行音も再現可能。
⑤ コンパクトで軽量である。


ワンハンドル風の操作が可能で、つまみよる加速、惰行、減速を行なう。もちろん、加速率、減速率は車両に合わせて調整可能となっている。


プラスチックケースを用いて、小型軽量を実現。付属のACアダプタもスイッチングタイプを用いているので、持ち運びにも便利。

主要緒言
電源:12V1.5ACアダプタ付属、ただし出力は最大1.3A
出力:0~12V(デューティ比0~70%)、最大電流1.3A
出力コネクタ: KATOユニトラック互換
大きさ:135mm×75mm×49mm(突起物含まず)
保護回路:ACアダプタ内蔵の過電流遮断回路、基板上のポリスイッチによる過電流遮断(1.3Aで遮断)

詳しい情報また販売についてはお問い合わせ頂くか「こだわり電車運転台ストア」まで

2010年4月6日火曜日

ネットショップオープンのご案内

 この度「こだわり電車運転台ストア」をオープンいたしました。またオープン早々ですが、在庫切れとなっております。思いのほか多数の問い合わせとご注文を頂いておりまして、製作が追いついていない状態です。ご迷惑をおかけしますが、ご理解とご協力をお願いいたします。
 また、新しく製品を追加予定です。製品はPWM電車運転コントローラBLタイプver1.10のマイナーチェンジ版で出力容量を1.0A>1.3Aへ改良しました。また安定供給の為に部品の再選定を行ないましたので、価格を改定させていただいております。是非、ご検討下さい。